地政学とリアリズムの視点から日本の情報・戦略を考える|アメリカ通信

国際情勢の中で、日本のとるべき方向性を考えます。地政学、リアリズム、プロパカンダの観点から、日本の真の独立のためのヒントとなる情報を発信してゆきます。

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Q&A

Q,フォール卿の来日は7月から変更したのですか?

A

フォール卿来日は7月の予定でありましたが、日英友好協会、英国大使館関係者からの助言もあって秋 に変更しました。
理由は、
(1)G8サミットが7月開催されるため英国大使館がサポートできない。
(2)7月の猛暑では卿の身体に負担になる等の事由からです。

Q,フォール卿の近況はいかがですか?

A

2008年6月29日、 恵です。ロンドンからご報告致します。

フォール卿来日日程調整のため現在英国ロンドンを行動中です。昨日、早速郊外の老人ホームに卿を訪ねました。

卿は小生の来訪を、一日千秋の思いで待ておられたようで、玄関に手押し車に頼って立っておられました。卿は現在89歳、心臓が悪いため、3年前よりずいぶん老いられたという印象を受けましたが、小生の来訪に喜 こばれ涙を流しておりました。

そして「今度こそ日本に行って、自分を救い、自分のその後の人生に影響を与えて くれた、工藤艦長ご遺族や駆逐艦『雷』関係者に会ってお礼を言いたい」と発言されていました。そしてお顔に生気がよみがえるのが見てとれました。帰り際には、「日本の皆様に感謝と敬意を伝えてくれ!」とおっしゃっておりました。

Q,寄付金をこのサイトで申告するメリットはなんですか?

A

サイト代表、恵隆之介からメールでお礼をさせていただきます。また、フォール卿来日と工藤艦長顕彰式の案内をメールでお知らせいたします。

Q,フォール卿が、命の恩人に礼を言うため来日するのであれば、何も来日支援のカンパは必要ないのではないかと思いますが?

A.

(1)現在も英国内には大東亜戦争中帝国陸軍の捕虜になった旧英国兵が、その処遇を恨んで、激烈な反日活動を しております。細川バカ首相の頃には、この首相がこの輩に謝罪し、「慰謝料は在英の日本企業から払わせる」と 発言したものですから、大変な混乱を生じてしまい、在英日本人会は大騒ぎになったこともありました。

ところが1998年4月29日、フォール卿が、ロンドンタイムズに「戦時中、日本帝国海軍に捕虜になったが 友軍以上の処遇を受けた」と投書したところ、読者に感動を与え、以降この反日活動は急速にトーンダウンして行きました。しかしこの行為自体、当時としてはそうとう勇気を要するものでありました。

(2)1987年5月 東芝ココム事件が発覚し、冷戦下まっただ中でかつ対日貿易赤字増大で米国内では、もの 凄い日本叩きが起きました。またこの頃、欧米で、大東亜戦争中の日本軍の行為をなじる動きがありました。

この時、米海軍のアーレィ・バーク大将らが日本擁護に動き、騒ぎは沈静化しました。実は米海軍機関誌「プロシーディングス」新年号に、フォール卿が「騎士道」と言うタイトルで工藤艦長の行為を絶賛しており、米海軍はこれを7ページにわたって特集したのであります。

フォール卿は工藤艦長はじめ雷の乗組員を恩人と考えていますが、以上のように、当サイトでは、フォール卿こそ、日本の恩人でもあると考えています。

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